百貨店では、様々なお客様が来店されます。
中には、怪しい人間も…
色々な状況に応じて使われる隠語…
今日はそんな話です。
お客様に聞かれたくない話
百貨店では、お客様に聞かれたくない事はどの様にして、周りに伝えているのでしょうか?
急ぎで、どうしても伝えなければならない話や情報が必ずあります。
例えば、商品のお渡し忘れなど、急を要する場合に館内放送を使ってお伝えしたりしています。
中には外部に漏れるとダメな情報や従業員同士での会話でお客様に聞かれたくない言葉を使わなければならない場面が必ずあります。
そこでよく使われるのが隠語です。
あ〜なるほどっ!って思う隠語も出てくるかもしれません。
ちょっと見ていきましょう!
その前に隠語以外でも…
ちょっとその前に少しだけ、隠語ではありませんが、面白い伝え方もあるので少し紹介しますね。
百貨店というのは、閉鎖された環境です。
建物も高く造られているため、8階建、10階建、さらには最近出来たばかりの建物であれば高層ビルに入っている百貨店もあることから、レストランフロアだけが、外を一望できる作りになっている場合があります。
そうなると、レストランフロア以外のフロアは、どの様にして外の天気を認知しているのでしょうか?
スマホでの天気予報?
違います。
それは、隠語ではありませんが音楽で天気情報を伝えているのです。
例えば、雨なら雨にまつわる音楽をかけるという仕掛けがあるのです。
これは、50年以上前から取り入れられているようで、なかなかのアイデアだと感じました。
本題の隠語は?
そして本題の隠語ですが、従業員同士での会話で、お客様に聞かれたくない言葉ってありますよね。
例えば、販売員がトイレに行きたい場合など、食料品でお客様が買い物している時、販売員がトイレに行ってくるという話をしていたらどう思いますか?
あまり聞きたくない言葉ですよね。
そこで使用するのが隠語です。
百貨店によって言い方は様々ですが、いろんなパターンがあります。
例えば、シロ、5番、ゼロなど、この様に隠語をなるべく聞こえない様に使用することでバレずに相手に伝わります。
その他にも食事に行く時や、バックヤードに行く時も様々な隠語が使用されています。
そして、1番重要でシークレットな隠語放送が百貨店ではあるのがわかりました。
その隠語で放送される事とは?
店内で発生した事件や事故など、百貨店で買い物をされているお客様にわからない様に、放送され、解決に導いたり、未然に事件などを防ぐために使われています。
そもそも事件を未然に防ぐことを考えて、この放送は使用されています。
例えば、怪しい事件などを起こしそうなお客様、ターゲットの場所をいち早く伝えるために、使われているのです。
例えば、『生け花会の担当者様。お客様がお待ちになっております。至急3階の婦人服、グローバルシーズンの売り場までお越しください。』
これの意味は、3階の婦人服グローバルシーズンの売り場で怪しい人がいる、もしくは犯人を確保しています。という隠語になります。
この様に百貨店では、お客様に安心して買い物をしていただくために、様々な工夫をして売り場環境を守っているところがあるのです。
これは素晴らしいアイデアだと思いますね。
また、おもしろい隠語や百貨店の仕掛けなどがありましたらお話ししたいと思います。