皆さんが気になる!
夕方の百貨店といえば値引き!
それは駆け引きを制した者だけが勝利するのです!
百貨店の買い方の変化
全国の百貨店は様々な影響で営業が非常に厳しくなっています。
現在はお客様の買い方も変化していて、昔とは全く違うのです。
百貨店は一つの箱であり20年前の百貨店なら、まずは百貨店に来てから買い物を考えるというスタイルでしたが、今では、必要なものしか買わないというその様な買い方がほとんどです。
とにかく必要なものしか買わない、それだけ余裕のあるお客様は少なくなってきている状態だと言えるのです。
関西の百貨店での値引きはどんな感じ?
関西の百貨店での値引きがどの様に行われているのかを調査してきたので、少し見ていきたいと思います。
食料品を販売しているお店では、どうしても、その日のうちに販売しなければならない商品があり、売り上げは欲しいものの、作りすぎても余ってしまいます。
全ての商品には消費期限が付いているため、その日の23時までとか、お弁当であれば製造してから8時間(販売時間の期限は消費期限の2時間前など)と設定されているものです。
中にはアイスクリームのように、法律で製造日や賞味期限表示の省略が認められているため、その日のうちに販売しなくても良いのですが、弁当やお惣菜、スイーツや和菓子はその日のうちに、販売しないとロスになってしまいます。
ロスを出す事で、原価、人件費、その他のコストが全てパーになってしまうので、必死に売らなければならないのです。
百貨店の値引きルール
このご時世で商品がロスになってしまうと直接打撃になります。
だから百貨店でもセールをしなければならないのです。
値引きやセールについてですが、百貨店によってルールがあり、この商品は何時から値引きができますよ〜とか、消費期限の3時間前から行い、期限の2時間前には引いてください(ロスにする事)とか百貨店によっては違います。
ほとんどの百貨店でセールや値引きは行われているのです。
各百貨店によって、閉店2時間〜1時間前からというルールがあり、30分前から売り場全商品が値引きをスタートするルールもあります。
お弁当など、出来立てを販売しているお店は消費期限の時間(製造から7〜8時間)があるので、ランチタイム以降に値引きして、出来立てをどんどん追加しているお店もあります。
ポイント!タイムセールに気をつけろ!
タイムセールが始まるとお客様は、安くなるという意識が高まってしまいますが、販売員との駆け引きが始まったと考える方が、良いと思います。
なぜかというと、販売員は売れ行きを見て、値引きのスピードを上げていきます。
タイムセールが始まったと同時に売れ始めたら、それ以上の値引きはぜずに、じっくりと様子を見て、売れ行きが遅くなると値引きの額をあげるという、お客様の動きを見て判断しています。
目を付けた商品の動向を見ながら、立ち回ることをオススメします。
閉店時間につれて値引きの額も上がる
閉店前に近付くにつれ、値引率もだんだんと高くなって、最後には半額以下の商品も出てくる場合もあります。
その半額や値引率の高い商品を狙ってくる人たちには、常連の方々も多く、買い物上手な人もいらっしゃいます。
いつもみる顔ぶれで、大体のセールの時間を把握し、シュミレーションしながら、立ち回る強者までいるのです。
その他のスイーツや和菓子など、お菓子などは、賞味期限が長かったり、最初からセールをしないルールがある商品もあるので、ほとんどありません。
今回はセールや値引きについて見てきましたが、次の記事では、社員販売の実態はどんなものかを見ていきたいと思います。
とにかく百貨店で買うのなら、セールの時間をよく見て買わないと損をする場合があるのでご注意ください。値引きの時間帯を制するのは、販売員との駆け引きに勝利した者だけなのです。
この戦いが、デパ地下では毎日行われているのです。
1度、閉店前に行ってみてください。
いろんなドラマが待っていますよ。