何気なしに行く百貨店
その百貨店に仕掛けられているサプライズ
それができる百貨店である。
できる百貨店にある物!
百貨店には、毎日たくさんのお客様が来店されています。
15年前と現在の百貨店ではお客様の買い物のパターンも違い、15年前なら、とにかく来てから何を買うか決めていたお客様が多く、デパ地下をひと通り見て買い物をされる姿が多かったように覚えています。
今はどうでしょう。
百貨店に来る前に買いたい物を決めてから来店し、滞在時間が短いといわれています。
しかしながら百貨店は、そのような買い物パターンでは売上げにつながりません。
もっと買い物をしてもらうための仕掛けが必要です。
その仕掛けというのは、ついでに商品をお客様にプラスして買って頂くために、イベントを行ったり、バーゲンをしたり色々するわけですが、それはどこの百貨店もしています。
できる百貨店が行なっている事!
それでは、できる百貨店はどのようにして、お客様の買い上げ率を伸ばしているのでしょうか?
それは、販売員の教育と環境作りが重要になってきます。
例えば、販売員はお客様のために何ができる?というクエッションを常に意識させることが重要となってきます。
いつものお客様の顔を覚えるのは簡単な事ですが、そんなに頻繁に来店されるお客様は2割ぐらいといわれていて、特に都会の百貨店での来店率が2割もあれば、かなり優秀だと思います。
その他の8割のお客様は、1ヶ月〜2ヶ月に1回、来店されることがほとんどで、地方の百貨店になると3ヶ月〜半年で1回ぐらいの来店率だそうです。
それだけの期間来店されないお客様を覚えている販売員が、実際に百貨店にはいるのです。
できる販売員は本当にいる!
販売員のコミュニケーション能力といいますか、特技というか、販売の仕事が好きで自然に覚えているのか、本当にいるんです。
以前、百貨店でアンケートを取った時の話ですが、買い物に行って印象の良い販売員がいたという微かな記憶があれば、その売場に行くという調査結果がありました。
その販売員がいなくても、店の前を通るとの意見がたくさんありました。
例えば、とても綺麗な美容部員(化粧品売り場の販売員)がいたなら、男女問わず、いるかなぁ〜?って考えてしまったり、見に行こうかな〜ってなると思います。
そこでもし、その綺麗な販売員があなたの事を覚えていたら、ドキッとしてしまうでしょう!
これが、あなたにとってサプライズになるのです。
そしてこれが、販売員のテクニックとなるのです。
例は化粧品売り場でしたが、百貨店全体でこのように接客サービス&テクニックがいろんな売り場で行なわれているのです。
このような事が百貨店全体で行われている!
このような接客サービスが教育として、実践されている百貨店とされていない百貨店では、全くリピーター率が違って、売上げや経営にも差が出てくるのです。
このような接客サービス&テクニックをお客様に自然と出せる百貨店ができる百貨店と呼ばれるのです。
皆さんも以前行ったことのある百貨店に行ってみてください。
もしかすると、うれしいサプライズがあるかもしれませんよ!
それではお出かけください!