いつも華やかな百貨店。
メーカーには厳しい百貨店…
しかしその対応が変化しつつある…
現在、百貨店が考えていること…
いつも華やかな百貨店。
都会の百貨店では毎日のお客様の入店客数は、コロナ前なら10万人〜15万人と言われていますが、現在は食料品だけの営業のため、2万人が限界だと言われています。
非常に厳しい状況だ。
最初、緊急事態宣言を受けた時、都会の百貨店は一時全館休業という話が出ていましたが、急遽、食料品売り場は営業する事が命じられ営業を続けています。
しかし、土日は外出自粛の流れから、休業日となっている百貨店もありますが、月曜日から金曜日まで時間を短縮して営業を続けています。
中には全館休業している百貨店もありましたが、現在は関西の百貨店は営業できるようになっています。
百貨店の社員さんと話をして感じる事
私はメーカーの営業ということもあり、百貨店の社員さんと話をする事が多く、最近感じるのは、普段なら、かなり厳しい事を言う社員さんも
『いつも営業ありがとうございます、助かっております』
なんて今まで聞いたことない言葉で出迎えを受ける事が、多くなってきました。
やはり、お客様がかなり少ない中、営業を強いられている私たちは、利益を出すどころの話ではなく、人件費だけで赤字の状態。
しかし、今まででしたら、百貨店の言う事は当たり前のように、聞かなければならない状態でした。
無理しているメーカーを思う気持ちが少しは出ているのではないでしょうか?
百貨店の社員さんもこのような状況を考えると、良心が痛むのではないかと思います。
しかし、今までなら、当たり前のように無理ばかりを言ってくるのが当たり前だったので、こちらとしても違和感を感じてしまいます。
なぜ違和感を感じてしまうのか?
でも百貨店はどうでしょう?
普段から在庫を抱える事もないですし、家賃、もしくは率を持っていくだけでしたので、メーカーよりも少ない人件費で、成り立っているのですからキツイと言いながら、実はそうでもないという気がします。
言っている事と考えている事が違う場面がチラホラ、
これは百貨店対応の営業を15年もしていれば、見えてくるものです。
しかし、メーカーもこのまま終わるわけにはいきません。
今、現状を考えると、ネットでの取引や販売もできないわけではありません。
それは百貨店にも言える事ですが…
今、私たちメーカーは、この現状を乗り切るために対応をしなければならないのです。
心の中ではどのように百貨店が考えているのかは、判断できませんが、コロナウィルスが終息した時を考えて、今を乗り切ることしかありません。
切実ですが、百貨店の対応がどのようになっていくのか、少しだけ様子を見たいと思います。