コロナウィルスの影響で、
現在、百貨店はどのようになっているのか?
百貨店での営業関係者が語る現状とは?
百貨店コロナの影響は!どうなっているのか?
今回は少しコロナウィルスで百貨店がどのようになっているのかを
聞いてきましたので、少しお付き合いください。
全国の百貨店では、政府が発令した緊急事態宣言により、
普段利用しているお客様が激減し、非常に厳しい状態が続いています。
デパ地下と言われる食料品以外の業態、
例えば化粧品、衣料品など営業ができない状態になっています。
お客様の状況は?
コロナウィルスの影響前は、人気のスイーツ店や限定商品目当てのお客様が、オープン1〜2時間前から整理券を求めて、指定された入り口付近で開店を待つという状態です。
緊急事態宣言後は食料品売り場のみという事もあり、早くても30分前から並ばれているという状況で、限定商品やなかなか手に入らない商品を買う人がちらほら。
そして開店時間前になると増えると思いきや、
そうでもなく、大阪梅田の一等地のH百貨店でさえ並んでいるのは30人ほど、
緊急事態宣言前なら全ての入り口で、この30倍、約1000人くらいが並ぶ状況。
やはり影響が大きく以前とは、全く違う状況になっており、このままでは百貨店で営業しているメーカーや店舗でも、営業できなくなると嘆いています。
このH百貨店にある食品メーカーの営業さんの話では、売り上げが前年対比35%、客数は前年の30%という悲惨な状況。
お客様の人数に対し、売上は少し良く、緊急事態宣言前に比べて、外出自粛の影響もあり、
少し買う量が増えていることで、お客様単価が高くなっています。
やはり、国や自治体から、外に出ることを自粛され、また、要請されていることで、『買いに来たなら少し多く買おう』というストレス発散や、買い溜めする心理が働いているのかもしれません。
このような状況がいつまで続くのか考えるだけでも不安だと思われます。
先日、緊急事態宣言が主要都市以外解除になり、日本全体で、少しはコロナの影響があり、以前の様な盛況ぶりは戻りにくいと予測されます。
普段ならお客様を集めることのできる、このような大型の百貨店でさえも、危機的状況となっていますが、百貨店自体は運営方法を変化させていかなければならない現状。
経営が厳しい地方百貨店なら、今回のコロナウィルスの影響で無くなってしまう所もはあるかもしれません。
百貨店にとって、今回のコロナウィルスは今までに無い試練であり、このような危機に直面したことがない百貨店の売り場担当者は、何もできない状況だと言います。
これから、各百貨店の経営陣は、このコロナの状況をどのように判断し、どう乗り切るのかを注目していきたいと思います。もうすでに次の一手に対し、動いている経営陣がいるかも知れません。
どのような秘策が進められているのかが、今後の起爆剤になるのではないかと思われます。