百貨店のお店に必要なことは、
お店の雰囲気が大切ですが、
あと何をすればお店のパワーアップができるのか?
ちょっと見ていきましょう!
お客様が買い物する店を選ぶ決めて
大きな都会の百貨店では、1フロアに150〜200店舗ほどお店があり、デパ地下などでは同じ食材のお店やブランドが3店舗〜5店舗以上がひしめき合ってお客様の呼び込みをしています。
その中で、お客様がなぜ1つの店舗に決めて買い物をするのか?
それは、何か決め手があった事でお客様は選ぶのです。
お客様の選んだ理由
お客様がなぜ、このお店で買い物をしたのか?
どうして、このお店を選んだのか?
それには、たくさんの理由があると思います。
例えば、
いつも行き慣れてるお店だから。
お店の印象が明るく良いから。
行列がいつもできているから。
コストパフォーマンスが良いから。
その他にもたくさんお客様の来店される理由があるでしょう!
その中で1番来店した理由に挙げられるのは販売員の姿勢だと言われています。
人気店の販売員の姿勢とは?
人気が出るお店というのは、ただテレビなどで話題になったから人気があるというのではなく、いつ行ってもお客様がいて、販売員の印象が良い売場が挙げられます。
わかりやすく言うと、常にニコニコした笑顔でお客様を迎えてくれるお店は、買い物で前を通っただけでも、なぜか立ち寄りたくなるような雰囲気なので、無理なくお店に来店してしまいがちです。
とにかくお客様とのコミュニケーション力が高い販売員がいる事で、お客様のニーズを引き出し、会話の中でお客様が欲しいものを察知し、最後は購入まで漕ぎ着けることのできる売場となるのです。
そのほかにも、あるお店での会話で販売員はあえてこんな会話をしていました。
お客様に無理をさせない心構え
あるできるお店での販売員とお客様の会話が聞こえてきました。
お客様と販売員の会話で感じたのですが、お客様はあまり今日は買い物をする予定がないような方で、販売員と世間話をしているような感じです。
ある商品をお客様が気になったのか、販売員に質問しています。
お客様『この商品は期間限定の商品ですか?』
販売員『いいえ、いつもある商品です。しかし売り切れる場合が多い商品なんです』
お客様『あ〜そんなんだ』
販売員『いつもは完売するのですが、今日はたまたま残っていて…でもお客様、次もまた同じ新しいものが入ってきますので無理されなくてもご用意する事ができますよ』
お客様『ありがとう!次に来るときは連絡をしてから買いに来るわ』
販売員『またお待ちしています』
ここで販売員はお客様に対して何かを渡す事ができています。
販売員の渡したものとは?
販売員とお客様の会話の中で、お客様に対して販売員が渡したものがあります。
それは店として販売したものではなく、販売員として当たり前にお客様にお渡ししていました。
それは『安心感』です。
お客様との会話の中で興味のある商品を『安心して買うことが出来ますよ』と言う事。
それが販売員のお客様に対する気持ちと安心感なのです。
この安心感を受け取るとともに、お客様との信頼関係が生まれ、次の来店が確約される事となります。
百貨店のようなたくさんのお店があるところでは、このような気持ちの通じる接客サービスが求められています。
売り場の雰囲気も◯、販売員の姿勢も◯、次の来店につながる接客も◯となると、何も言わなくてもお客様がまた来てくれます。
そして最後に必要なことは、この◯3つのサービスをできるだけ多くのお客様に実践できるかで、売上や店舗運営に欠かせない結果が付いてくるのです。
このような販売員が1人いるだけで、本当に結果が変わってきます。
そのような教育をしつかりとしていくことが、これからの百貨店に求められると考えています。