イベントや季節により、
季節感を楽しんで頂ける装飾が施されています。
ライトを使う事でお客様に影響がある、そんな話です。
お客様を楽しませるディスプレイ
百貨店では様々な色や光を使い、お客様に喜んでいただける店舗のディスプレイを行い、季節感やイベントを開催しています。
また、売り場の雰囲気を明るくしたり、落ち着いた感じにする、例えば和テイストの和菓子のお店など、百貨店らしさを演出することがお客様に喜んで頂く為の入り口になっているのです。
1年を通して様々なイベントを装飾することで、お客様に演出する事と百貨店への集客にも繋がっている訳です。
全体的な装飾はイメージできたでしょうか?
お客様にお店と商品を見てもらう事から始まる
お店の商品はお客様に見て頂く事から始まります。
よく言われるのは、認知、興味、行動、比較、購買というお客様の行動である一般的な流れがあります。
今回お話ししたいのは、お客様に認知されるためにお店の販売員がどのような努力や仕掛けをしているのかを見て行きましょう。
昔、ある百貨店の戦略部の人から聞いた話ですが、ショーケースにスポットライトが使われている事がよくあります。
そのスポットライトで、どれぐらい売上に影響があるのかという話をだったのですが、1つのライトで、その商品の売上が、ライトがあるのと無いのとでは、売上が3万5千円も変わってくるというのです。
その話を聞いてから、私も自身の店舗で実施したところ、やはり3万円も売上が上乗せできました。
ということは、ライト1つでこんなにも売上が変わるのなら、ライトを駆使して売上に繋げれば良いと思いますが、売りたい商品全部にライトをつけても、全体が明るくなりますが何を売りたいのかわからない売り場になってしまいます。
売りたい商品だけにスポットライトをつける
お店によっては、『この商品は利益が高い商品だ』とか『これは安くしなくてもそれなりに売れるから手放し的な売り方でも良い商品』などといろんな特徴を持った商品があります。
お店というのは、売上よりも利益を上げることを考えているので、やはりスポットライトをつける商品は利益の高い商品、もしくは在庫が多く売り切らなければならない商品にライトをつけて販売する事が必要なのです。
お客様側に立った考え方でいうと、スポットライトの付いている商品がセール商品の場合は買うことをお勧めする。
セール商品ではなく通常商品の場合は買わない方が良い商品だということになります。
このように、買い物するときに見方を考えて買い物すれば、お得な買い物ができるという可能性が高くなるという事なのです。
もし百貨店に買い物に行くときは、このようなスポットライトを見極めて買い物してください。
次は、色の使い方でわかる売り場が売りたいものを見て行きましょう。