本当なら販売員はなるべく値引きをしません。
でも閉店前はしないとロスになります。
その値引きだけで運営しているような店舗がある。
残ればマイナスになってしまう!
デパ地下は多くのお客様が来店され、そのためたくさんの店舗や商品、イベントなど様々なお客様を呼び込むために百貨店のいろいろな戦略があります。
しかし食料品というのは、賞味期限と消費期限というものがあり、その日のうちに販売しなければならない商品が8割ほどあり、それが消費期限という短いタイムリミットのある商品なのです。
その日のうちに売らないといけない商品ばかりがある店舗は、毎日、残るか残らずに売り切れるかとの戦いなのです。
商品を作らなければ、そんなに必死にならなくてすみますが売上は伸びません。
ちょうど良いぐらいの商品量が分かれば苦労はしませんが、何せ毎日毎日の動きが違う状況なので商品を作って売れた時に備えているのです。
また、百貨店担当者からのプレッシャーも間違いなくあります。
きれいに商品を無くすためには…
商品を残る事なく販売し売上につなげるためには、商品を出すタイミングやお客様の動向予測も必要だと思います。
しかしながら、その日のうちに販売しなければならない商品を抱えている売り場は大変です。
何年か前に、本屋さんで『値引きをするな!〇〇〇〇だ!』なんて本が売っていましたが、理想論を言っていても、現場では違うと思います。
やはり店舗には、どうしても値引きが必要なのですが百貨店に、こんな酷い店舗もあるのを紹介しましょう!
気をつけるべき店舗
気をつけるべき店舗の要素はこれだ!
1、通常の値段が非常に高い
2、閉店前までは値引きをあまりしない
3、閉店前の1時間はやたらとセールの呼び込みが多い
4、通常の値段と値引きの値段にかなりの差がある
5、通常の時間と閉店値引きの時間では店が違うように見えるほど雰囲気が異なる
ある全国展開しているメーカーは、値引きのために営業しているような状態で、値引きの時間以外は高く設定された値段で販売しており、あまり接客も積極的ではありません。
閉店前に全てを売るメーカーさん
閉店1時間前ともなると、お客様の層も変化します。
午前中はゆったりと買い物したいお客様。
午後からは、2、3名ぐらいのグループのお客様が増える。
夕方からは、仕事帰りのお客様や主婦の方が多い。
閉店前は、値引きを狙ったお客様と仕事帰りのお客様。
このように少しずつ層が変わってくるのです。
あるメーカーさんは、値引きありきの値段設定をしているようです。
通常100g500円の惣菜を閉店前には半額の250円にし販売する、どう見ても500円の魅力がない商品なので、通常では売れません。
しかし半額なら買ってしまうのが、お客様の心理です。
このメーカーの店舗はほとんどがこのような商品の値段で設定されているので、初めて来店したお客様は思わず安いと考えて買ってしまうのです。
通常の値段で買っているお客様は本当に気の毒と思ってしまうぐらいのレベル!
みなさんくれぐれも気をつけたほうが良いと思います。
見分けるには、通常の時間と閉店前の時間を見比べるとよくわかります。