閉店前の百貨店では、
お客様と販売員の駆け引きがあります。
しかし駆け引きをするにも来店してもらわないといけません。
さてどのように販売員は呼び込んでいるのか?
1日の売上が決まる1時間
百貨店は10時から始まり、だいたい都会で20時閉店、地方百貨店で19時ぐらいが閉店時間だと思います。
食料品を売っているデパ地下では、その閉店1時間前からの販売員の動きで1日の売上が決定します。
そこで、できる販売員は何とか完売を目指してあらゆる技を使います。
その技とはどんなものか見てみましょう!
百貨店で365日行われている事
少しその前に、百貨店では、店舗の1日の売上や結果を残すためには、やはり最後まで売り切ることが大切です。
デパ地下と言われる売場は、みなさんが予想している以上の店舗間の戦いが繰り広げられ、駆け引きというお客様との心理戦が付きまといます。
それが、365日行われているのです。
非常に厳しい世界であることは間違いありません。
とにかくやる気のある販売員は、完売を目指し動いているのです。
完売するために必要な事とは?
ほとんどの百貨店では、閉店1時間前から、店舗による値引きが始まります。
ただ値引きをするのではなく、売上や予算をクリアする為に、過剰値引きにならないよう、また商品が残ることのないように考えながら販売員は、現状で1番結果の出せる方法をシュミレーションし、計算しているのです。
百貨店のイベントや他店舗の売れ行きなど、内的状況だけでなく、外的要因、例えば天気にも左右されますし、気温にも左右され、お客様がどのような動きを取っているかを瞬時に判断しなければならないのです。
お客様の動きが1番把握しなければならないと感じていると、スゴ腕の販売員は話してくれました。
スゴ腕の販売員が話した内容とは?
百貨店の場所や規模、日にちや季節などいろんな要素が絡まって、その日の流れを予想します。
例えば、お客様がお持ちの荷物を見て、買い物された袋が多い場合は動きがある日。
お客様の歩くスピードが早く、買い物された袋を持っていない場合は動きのない可能性がある。
このように、お客様というのは、百貨店に来ている周りのお客様に流される事があり、わかりやすく言うと、何の販売で行列ができているのかわからないが、一応何に並んでいるのか確認しようとしたことはありませんか?
別に考えてもいなかったのに、行列ができていたから商品を買ってしまったりするのです。
このように心理的にお客様は動いて買い物してしまう事を販売員は話してくれました。
売れる売場の雰囲気をあえてお客様に見せる
閉店前1時間、それなりにお客様がいるにも関わらず、なかなかお客様が集まらない時は、ライバル店の売場で品薄な商品や完売している商品から、値引きしてお客様を引き付けるようにしていると話してくれました。
それは、お客様を呼び込むための王道の方法。
周りにないものをあえて大きく値引きする事で、お客様にとっては必要な商品がさらに大きく値引きされている売場となります。大きく値引きした事で、この店は安いかもというお客様の心理が働くのです。
そして、買いに来たお客様とできるだけ話をしながら、次にお客様が来店するギリギリまで、サクラになってもらい次々と販売する事が完売する店の雰囲気となると語ってくれました。
また値引きをする上でできるだけ高く商品をお客様に買ってもらう為に、販売員がどのような事をしているのか?
そこが気になるところですね!